平成27年度実施の実態調査のご報告及び、今後の訪問入浴介護について、ご利用者・介護従事者と人材の確保・介護保険制度のそれぞれの視点から考え、これからの事業所・従事者に求められる要素等、お話させていただきました。以下は、会場からいただいたご感想です。
・『訪問入浴の採算分岐点について、大変勉強になりました。』
・『営業時に、うまくセールスポイントを伝えることができなかったので、参考に出来る内容が増えました。』
入浴介助の基本点としまして、「接遇(マナー)」、「ヒヤリハット」についての講義を行いました。高齢者のコミュニケーションの特徴と具体的な対応方法、訪問入浴介護時の声かけ言葉をはじめ、苦情内容や事例を参考に、安全に入浴していただくための入浴時のヒヤリハットの回避方法について説明させていただきました。
会場からは、『すべてはご利用者様のためになることが再確認できました。』、『日常業務について見直すことができました。』、『ヒヤリハットはなかなか上がってくることがないので毎日確認していく、クレームについても最近悩みだったので、説明や信頼関係をしっかり築いていく。』等のご感想をいただきました。
午後からのグループワークでは、会場を4つのグループに分けて、『洗髪』、『洗身』、『移乗』、『その他』のテーマに沿って、それぞれ入浴介助の工夫点を考えていただきました。今回は、1回のサービスの所要時間や手順等についても触れていただきました。会場からは、『入浴介助方法のパターンが増えました。洗身方法を変えていきたいと思います。』等のご感想をいただきました。
セミナーの最後に、ふだんの業務での悩みや課題を話し合っていただく、意見交換会を行いました。他事業所の同じ職種の方と話すことで、気持ちが前向きになれたり、新しい気づきがあったかと思います。また、訪問入浴介護についても、実際に困っている点についてご質問をいただきました。以下はご感想の一部です。
・『入浴研修を行う予定があり、新人または先輩たちに再度確認が出来ます。』
・『同じ悩みを持たれていることがわかりました。』
・『とても勉強になりました。このような機会がありましたら、また参加させて頂きたいと思います。』