平成２８年６月２２日（水）に、茨城県立鉾田第二高校にて、訪問入浴介護の特別授業を実施しました。鉾田二高は、平成１６年度から総合学科に学科改編し、６つの系列の学科を設けています。そのうちの１つが福祉系列の学科です。今回は、高校２年生、３年生の２０名に講義、体験、移動入浴車の見学をしていただきました。

まず、訪問入浴介護や移動入浴車の歴史についての講義を行い、訪問入浴サービスの動画を見てもらいました。午後からの授業でしたが、挨拶に始まり、熱心に聴いてくださいました。次に分割浴槽を組み立て、タンカネットの上に寝てご利用者の気分を体験しました。もう一人には介助役として、タンカのハンドルを回しネットの上げ下げを行ってもらいました。予想に反して軽く動かせたことがとても嬉しかったようです。最後は、移動入浴車の見学です。『訪問入浴介護』の言葉は知っていたものの、移動入浴車を見るのは初めてとのことで、先生方にも炭酸泉の装置など大変興味を持って見ていただきました。

生徒さんたちは、高校２年の夏休みより地域の特別養護老人ホームや介護老人保健施設で実習を行っているそうです。そのため質問の内容も『身長の高い方や体重が重い方の入浴はどうするのですか？』『高齢者は週に何回入浴できるのですか？』『背中を洗うときはどのように行うのですか？』等、訪問入浴介護の現場を想像した質の高いものでした。

デベログループでは、今後も訪問入浴介護の啓蒙活動を継続して行ってまいります。ご要望等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。