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サポート・
メンテナンス
Support maintenance

漏電&電源コードリール&使用電力について
 
入浴車

表紙3夏季にお問い合わせの多い内容について簡単にご紹介します。安全に長くご使用いただくためにも、使用時に気を付けていただけますようお願いします。

手順.1
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配線や電気機器は、電気が漏れないように「絶縁」されています。この絶縁が古くなったり、傷ついたりすると漏電が発生する恐れがあります。入浴車でも漏電は発生します。主な原因としては①配電盤に水がかぶった②ボイラーやポンプに衝撃が加わり、内部の配線に傷が付いた場合③電源コードの接続部分の傷みや損傷が挙げられます。この場合アースを取っていないと、100Vが帯電し車輌に触れた途端しびれるという現象が発生します。漏電度合いが高くなるとコントロールボックスの基盤が焼き付き入浴車の故障になることもございます。

 
手順.2
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ご使用時は電源を取る前に必ず アース棒を地面に差し込んでいただくか、タイヤの下に差し込んでいただきその上から水をかけてください。漏電が起きた際に地面に電力を逃がすことができます。

手順.3
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移動入浴車で使用する電源コードリールの場合、長さが30mあり全部引き出して使用すれば最大15Aの電流を流すことができます。しかし、写真のように巻いたまま使用すると、流す電流によって電線自体が発熱して抵抗値が大きくなり、電圧も低くなって電気機器(特にボイラー)が正常に作動しなくなることがあります。巻いた状態で使用できるのは5Aまでです。

 
手順.4
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特に夏季においては外気温が高い上に地面からの熱も非常に高く、電源コードリールに熱がこもり発熱の恐れがあります。移動入浴車の使用時には、ボイラー、給湯ポンプ、排水ポンプ等で消費電流が9A以上になるため、写真の様に電源コードリールからコードを全部引き出した上で使用して下さい。

使用電力について

様々な電化製品には「○○W」というように、その製品がどれほどの電力を消費するのかが記載されています。この消費電力はW(ワット)で表し、電流はA(アンペア)で電圧はV(ボルト)で表します。大体の消費電力は電流と電圧を掛けたものになります。消費電力であるW(ワット)は、電気代における電気使用量はWh(ワットアワー)として計算されます。

 

ボイラー 消費電力(ワット)85W(105W) 消費電流(アンペア)約0.9A(1.1A)

給湯ポンプ 消費電力(ワット)480W 消費電流(アンペア)約5.5A

排水ポンプ 消費電力(ワット)125~160W 消費電流(アンペア)約1.7A

 

入浴作業をする場合の消費電力はボイラーにおいてはノーリツ社製が約0.9A、コロナ社製(()内表示)は約1.1Aになります。給湯ポンプ(PG-202ADC等)の場合誘導負荷という機器になるため、消費電流が約 5.5Aになります。また排水用のミニポンプは約2Aの電流が流れます。またポンプの起動時には、瞬間的ですが消費電流の10倍近くの電流が流れます。入浴車を使用する場合、訪問入浴ご利用者様宅から電気を供給されると思いますが、電源コード先のコンセントや配線には電気を流せる最大許容電流が決まっていて、その許容電流以上の電流を流すと、コンセントや配線が発熱し場合によっては火災になる可能性もあります。ご家庭の安全装置(分岐回路のブレーカー)は大体の場合20Aの電流が流れることによって動作するようになっていますが、一箇所に集中したタコ足配線などはひとつのコンセントに電流が集中してしまいブレーカーが作動しなくても配線が焼けることもあります。また、ブレーカーなどの安全装置がなくそのまま使用を続けた場合、煙が上がり最後には機器の損傷を招きます。

 

電気代の目安例として使用時間を30分とした場合、ボイラー(ノーリツ社製)が85W、給湯ポンプが480W、排水ポンプが125Wの合算が690W(0.69KWH)となります。1KWHを24円13銭※とした場合、0.69×24.13÷2(30分)=8.324円の電気料金となります。

以上の事を踏まえ訪問入浴時にお役立て下さい。

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